11/23(土)大地の再生講座、お疲れ様でした!
総勢28人(講師・スタッフ含む)の参加がありました。
晴れ曇りの天気予報だったのに時々雨が降り、参加者数も予定より多くなったため、作業内容を変更しての講座となりました。
スタートは、皮むきをした場所(当初の作業予定場所)のそばで大地の再生の基本的な考え方のお話しを聞きました。
その後、森の入り口付近で水路やその付近のお手入れを行いました。
山のなかの空気と水の通り道(脈)を整えていくために、まずは、すでにある脈(水路や道)を整え(復活させ)、そこを主脈に枝葉を広げるように細い脈を作っていく作業です。
人間が勝手に境界をつくっているけど、実際の大地は全部つながってるので、作業が可能な場合(周辺の地権者の理解が得られる場合)は周辺も作業を行うと、より良いそうです。
また、切った草木は他に用途がない場合、できるだけ細かくして、その場にまいておく(落ち葉が落ちてるように。切る時点で細かく切っていくと後がラク)のも、ポイントだなと思いました。
少し長めの枝や竹は、主脈に並行に置かず、斜めに置く(脇の脈を妨げない向き)と良いようです。極力、持ち込まない・持ち出さない。
草木の処理にお金や労力をかけずにできるのも良いですね^^
人手も多く、あっという間に風が通るようになり、水がなかった水路に水が流れる様子も見られました。
皮むき間伐を始めてから、全てが循環していることや、人の認識する良い状態(画一的に整っているスッキリした状態)と自然が良いとする状態(一見雑然としてるけど多様性もあるバランスがとれた状態)が違うということを認識するようになり、
昨日の講座で「水と空気が一緒に動く」という新しい視点を得られました。
講師の轟さんが何度も口にしていた「一度に頑張りすぎないこと」という言葉も、かなり印象に残っています。翌日に疲れが残らない程度と考えたら良いそうです。始めるとついつい楽しくなって、全部片付けちゃいたくなるけど、ちょっとずつ、ちょっとずつ続けることの方が大切だそうです。しんどいことは継続できないし、自然のサイクルを考えてみたら、一気にって不自然ですもんね。
森守メンバーが主となっての作業ですが、今年度中にあと2回、大地の再生作業を行います。
これからも、みんなでワイワイ楽しみながら、森を元気にしていきたいです。