2025/05/31 ウッドデッキづくり 報告

森と遊び、森を知る

別府湾を望む日出の高台で、子どもたちを対象としたウッドデッキづくりの体験イベントを開催しました。自然の中で身体を動かしながら、森の木がどのように使われていくのかを感じてもらうことを目的とした取り組みです。小学生を中心に、保護者の方々にも作業をサポートしていただきながら、会員含め15名の参加者で楽しい時間を過ごしました。

森の手入れからはじまる学び──「皮むき間伐材」ってなんだろう?

体験はまず、森の木の手入れについてのお話から始まりました。「森守」は、手入れが行き届かなくなった森林に人の手を入れ、皮むき間伐(木を間引く作業)を行っています。今回は、その作業で得られた「皮むき間伐材」と呼ばれる木材を使って、ウッドデッキの一部を組み立ててもらいました。

はじめての電動工具にチャレンジ──自分の手でつくるよろこび

体験では、子どもたちがサンドペーパーで角材の角を取ったり、インパクトドライバ(電動ドリル)でネジを締めたりと、実際の大工仕事に挑戦しました。保護者の方々は、見守ったり少し手を貸したりしながら、安全に進めていただきました。
 
「ドライバでネジを入れるのが気持ちよかった!」「木が固くて大変だったけど、自分でできてうれしかった」など、子どもたちからは素直な感想がたくさん聞かれました。はじめての体験に緊張していた様子もありましたが、徐々に工具の扱いにも慣れ、自信を持って取り組んでくれていました。

自然とふれあう、おまけのひととき

作業が終わったあとは、敷地内で実った桑の実(マルベリー)を収穫して味わう時間もありました。赤く熟れた実をひとつひとつ摘んで、「あまい!」「手がまっかになっちゃった!」と笑い合う姿が印象的でした。
 
また、丸太をのこぎりで切る体験や、一輪挿しづくりなども行い、それぞれが自由な発想で木とふれあう時間を過ごしてくれました。
 
今後も、子どもたちが自然に親しみ、森のことを自分ごととして感じられるような場をつくっていきたいと考えています。ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。

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