舞香さんと演目について

舞香 まいか 【役者・脚本家・演出家】
2004年劇団ムカシ玩具(おもちゃ)を旗揚げ。すべての作品の作・演出を手がける。すべての登場人物を、演じわけ、会話による一人芝居という独自のメソッドを生み出し好評を博す。
2009年からは「アイヌ神謡集」の著者 知里幸恵の生涯を描いた『神々の謡』の一人芝居を東京・北海道各地にて毎年連続上演。
2017年には「神々の謡」を原案にした小学館学習まんが人物館「知里幸恵とアイヌ」が出版。
2012年からは、NPO法人犬猫みなしご救援隊と共に、『置き去りにされた命』『キミの手のなかの命』を各地で上演、動物たちの声を伝えている。
 
現在は長野県阿智村を拠点に、村民と共に村民劇プロジェクトを立ち上げ、村の歴史である“満蒙開拓”をテーマに創作・上演をしている。

~カムイの声が聴こえますか?~

ラワンが自ら歌った謡
みなさんのおうちの壁などによく使われている、ベニヤ板や合板がどこから来たのか知っていますか?
かつて樹齢500年の熱帯の豊かな森の主であったラワンが語る物語です。

カムイユカラ~神々が語る物語~
日本の先住民族であるアイヌの人々は、全てのものに魂が宿っていると考え、
多くのものを“カムイ”=神様として大切にしてきました。
カムイが自ら語る物語を“カムイユカラ”と言います。
今回は沢山ある物語の中から数編ご紹介します。