
4月4日、森守の森にてイベント「清和先生と歩く森守の森」を開催しました。
当日はあいにくの雨でしたが、参加者25名(講師含む)が雨具や傘を手に、しっとりとした森の中を歩きました。
今回講師としてお招きしたのは、清和研二先生です。
森林のしくみや自然の再生について長年研究されてきた専門家で、やさしい語り口で森の見方を教えてくださいました。
森の中では、何度も足を止めながら先生のお話を聞きました。
広葉樹の森では、大きな木・中くらいの木・小さな木が重なり合う「階層構造」ができており、とても良い状態であることを学びました。さらに地面の下でも、木の根がそれぞれの深さに広がり、まるで見えない層を作っているとのことです。こうした地下の構造によって水がしみ込みやすくなり、森はより強く育っていくそうです。
また、土の中にはミミズが多く、ふかふかした良い土(団粒構造)ができていることも確認できました。
一方、間伐を行っている針葉樹の森では、今のところ自然に木が更新される「天然更新」がうまく進んでいるとのこと。ただし、今後はツバキなどの常緑樹が増えすぎると森の中が暗くなる可能性があるため、将来的には育てる木を選ぶことも必要になるというお話もありました。
さらに、シカによって樫や椎の若木が食べられてしまい、大きな木が育ちにくいという課題も見えてきました。森を守るために、野生動物との関係をどうしていくかも大切なテーマです。
足元に目を向けると、道ばたには楓の小さな芽も顔を出しており、命のつながりを感じるひとときとなりました。
夜には8名が参加して懇親会を開催。アットホームな民宿で、オーナーの心のこもった手料理を囲みながら、森の話に花が咲く楽しい時間となりました。
雨の森はしっとりと美しく、晴れの日とはまた違った魅力を見せてくれます。今回のイベントを通して、森の奥深さと、守り育てていく大切さを改めて感じる一日となりました。











